【女子プロレス】星来芽依 ギブアップ(ヌメロウノ)

試合終盤、両者の激しい抑え込み合戦が続いた。

 

ベルトをかけた大一番。

挑戦者の星来と防衛を狙うAZMが互いにフォールをかけあう。

ギリギリ2カウントでAZMが返し、星来がベルトまであと一歩まで迫った。

 

そんな中、AZMが星来芽依の腕を固めてヌメロウノを狙う。

 

うつ伏せにした星来の右腕を左足に絡め、左腕に右足を絡めていく。

あとはこの右足の甲を星来の後頭部にフックさせると肩がロックされる。

しかし技が完成する前に星来は体を回転させて肩関節のロックから逃れる。

ギブアップなんてしてたまるかと執念を見せた。

 

それでも再びAZMは抑え込みからさらにヌメロウノを狙った。

捕まりかけた星来はロープの位置を確認する。

技はまだ完全に決まっていない。足を伸ばせばロープブレイクできる距離だ。

 

星来が身体の向きを変えて足をロープにかけようとする。

 

しかしAZMがそれを許すはずがない。

完全な技の形には入れていないが星来の腕を絞り上げてロープブレイクを阻止した。

 

これを星来が体を回転させてまたも逃れる。

しかしこれが悪手となった。

 

体を回転させたことで位置が変わりロープから遠ざかってしまったのだ。

 

そしてAZMが3度目のヌメロウノを仕掛ける。

暴れて何とか逃れようとする星来。

しかし今度はAZMが徐々に技の完成形に近づけていく。

 

この技を決められたら終わり。でももう逃げられない。

これからどうなるのかを悟った星来

足掻きながらも堪らず「嫌ぁ!」と悲痛な声をあげる。

しかし抵抗もむなしく、AZMは今度こそ右足を星来の後頭部に引っかけ、
遂に技の形が完成した。


あとは腕をホールドしたまま体重を後ろに倒すだけだ。

星来は足をばたつかせるが、上半身の固めは全く緩まない。

 

AZMが一息に後ろに倒れ込むと星来の肩が完全に極まった。

 

一度極まってしまうともう逃げることも堪えることもできない。

星来芽依はギブアップするしかなかった。

 

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