【女子プロレス】梅咲遥 ギブアップ(テキサスクローバーホールド)
2019年3月にワールド女子プロレス・ディアナの女子プロレスラーとしてデビューした梅咲遥。2020年最初の試合はwaveの興行に参戦し宮崎有紀との対戦となった。
試合形式は、次の内からくじ引きで選ばれる。
・普通のプロレスルール
・戦隊物ルール
・2カウントルール
・オンリーギブアップルール
・RIZIN・MMAルール
・若手に有利になるゴクアクカウントルール
そして梅咲が引いたのはオンリーギブアップルールだった。
梅咲は3カウント、ギブアップのどちらでも勝利できるが、宮崎はギブアップでのみ勝利できるルールだ。
一見すると梅咲が有利なルールに思えるが
相手は20年以上のキャリアがあるベテランレスラー。
パワーも技術も経験もある宮崎に徹底的に関節技を狙われるということだ。
梅咲はこのリングでギブアップさせられると決まったようなものだった。
背後からフルネルソンを極められる梅咲。
そして足四の字固め。
梅咲の左膝はがっちり極まり痛みにもがくが宮崎の技は揺るがない。
時間がたつにつれて梅咲の体にはダメージが蓄積していき動きが落ちていく。
そうなればもやはなすすべはない。
宮崎は梅咲の両脚をホールドしステップオーバー。
テキサスクローバーホールドを極める。
試合開始から約9分。
ここまでベテラン相手に粘った梅咲だがあっさりとステップオーバーを許してしまう。
さらに宮崎は一気に腰を落とし踏ん張る体力も残っていない梅咲の肩の上に座り込んだ。
両膝が完全に上を向くほど完璧に反り上げる。
デビューから8か月でプロレスラーとしての体もまだ発展途上の梅咲の戦意を削ぐのにこのエビ反りは十分過ぎた。
梅咲はかけられると同時にマットを叩きギブアップするしかなかった。